子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵管留血腫瘍、骨盤内癒着〜KLCの不妊治療に至るまで〜

思えば31歳の頃から兆候はあったみたい。それをズルズルと放置した結果…

年齢症状
31歳数ヶ月前から不正出血続く
32歳〜   まずは子宮膣、子宮内膜などの検査

癌などではないことを確認。
子宮内膜症ということで MRIで詳しい検査ということに
33歳<MRI結果>
●右卵巣に48mmの嚢胞性病変
●右卵管留血腫
●左卵巣にも出血性嚢胞
(内膜症に伴う出血)
●13mmの粘膜下筋腫
●子宮は後屈し、出血に伴う癒着
33歳
〜36歳
症状は徐々に悪化
36歳不正出血
4時間ほど悶絶するような生理痛も
36歳<MRI結果>
●右卵巣の嚢胞性病変は74mmに肥大
●右卵管留血腫
●左卵巣も内膜性嚢胞 軽度の増大
●粘膜下筋腫は18mmに肥大
●子宮は後屈、内膜性嚢胞、直腸との間に索状構造があり出血に伴う癒着
●ダグラス窩閉鎖の可能性
36歳
卵管水腫か血腫かはっきりさせるため再びMRI
<MRI結果>
●子宮筋腫、子宮腺筋症、
●両側卵巣内膜性嚢胞+卵管留血腫
●骨盤内癒着
 と診断される 

最初は近場のレディースクリニックに通っていた。
ピルを処方されて生理痛を和らげましょう、的な感じで。
いくつかレディースクリニック的なところに通ってみたけれど、あまり改善もなく大きな総合病院の婦人科にかかる。内膜症との診断はすぐに出てホルモン剤(ルナベル)を飲み続ける。
ここら辺から、ちょっと体質改善していかないとやばいのではないか、と思い始めて、東洋医学のクリニックを訪問。まずは日常のお茶や薬湯を勧められて、冬虫夏草茶を毎日飲んだりと呑気に始める。
のんびりしているうちに症状は徐々に悪化。
もっとちゃんとした漢方治療が必要なのではないかと思い、もう一つ東洋医学のクリニックを追加。本格的な漢方治療を開始する。
総合病院での治療は並行して進めながら東洋医学で体質改善を図る。
ホルモン剤はディナゲストになっていた。
いよいよ、病状が悪化して、手術を勧められるようになっていた。
心配だったので幾つもの病院をめぐり、本当に手術が必要なのか聞いて回った。

36歳の病状を見た医師たちの見解

これを見て手術を勧めない婦人科はいないですよ、右が腫れていて卵管とも卵巣とも見分けがつかないほどになっている。お腹を開けてみるしかない。開けてみて両方を取る必要が出てくるかもしれない。基本的に7㎝を超えたら手術レベル。左も少し腫れてる。このまま放っておいたら左も悪くなるよ。細胞は分裂する。1が2になり2が4になり4が16になる。どんどん大きくなる。

手術は厄介。ある意味、癌より難しい。腹腔鏡手術をやって開腹手術が必要になるかもしれないし。まあ卵巣は2つあるから1つとっても問題ない。何でもっと早く手術しようとしなかったの?自然妊娠は限りなくゼロに近

い。自然妊娠したとしても卵の質も悪くなるし。正直、手術してすぐ体外受精しかない。

そこからは手術ができる病院探し。
なかなか病院の予約が取れず時間ばかり過ぎる日々。ある病院では子宮鏡検査までやって手術日程まで調整するところまでいった。でもー 

子宮鏡検査で言われたこと

粘膜下筋腫の場所が悪いから子宮筋腫は取れないー

卵巣嚢腫が広がりすぎていて子宮筋腫がわからないほど。
腺筋症が子宮筋腫とくっついていて、それをとるのがすごく難しい。腺筋症が広がって内膜を三日月の形にしていて、その内側に筋腫があるから、手術では取れない。卵巣の手術のみにしましょう。

長期間、仕事を休んで手術をするのに、子宮筋腫を残してしまっていいのか。今度はそれが原因で不妊と言われるのではないか。その時にまた手術するの??何度も何度も体にメスを入れるの?仕事だってそんなに何度も長期間休めないでしょう。
手術直前までいったけど悩みに悩んでその先生はやめることにした。
そして今度は子宮筋腫を取ってくれる先生を探す。

ついに、やってみて可能だったら子宮筋腫を取りましょう、と言ってくれる医師を見つけてそこに決める。

腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出手術と子宮鏡下子宮筋腫核出手術 

この状態での自然妊娠は難しい。手術した方がいい。ピルやディナゲストで止めることはできるけど小さくはならない。手術してディナゲストとかで内膜症を止めて妊娠にトライするのが時間はかかるけど近道なのでは。腫瘍は癌化する可能性がある。MRIをいくらやっても大きく変わった結果にはならない。7㎝ほどのチョコレート嚢胞があるのはエコーでも見える。ただ切除はせずに、夏みかんの皮の中身をとるような手術をする。皮の部分が大切だからここを残さないといけない。子宮筋腫は確かに難しい場所にあるので、やってみて可能だったら取りましょう。
これだけの病気を抱えていると、手術後の再発リスクを考え早く妊娠に漕ぎ着けなくてはいけない。自然妊娠ではなく、すぐに体外受精しましょう。


最後に残ったのが卵管の問題だった。体外受精が必至となると、もはや卵管は必要ないので、卵管留血腫がある卵管を切除するという選択肢が浮上してくる。またもや選択を迫られる。ただ、そこはどうにも踏み切れなくて、卵管切除の手術は見送る判断をした。

この卵管留血腫が、その後、第二子の時にも腫れを増大させたりして悩みの種となるのだが、、、
切除しなかった判断が正しかったのかどうか、、、それは今でも分からない。。。 

お役立ち情報

治療中に役立ったものhttps://momo-0120.online/category/reference/