前回の採卵で採れた卵は一つ(http://momo-0120.online/pgt-a1-d13/)。この卵を検査機関に送って結果を待つ。
●検査機関の受付日時は採卵日から8日後と記されていた。
●DNA増幅日というのがその5日後
●解析日がさらにその3日後となっていた。
そして、結果がメールでまず通知され、来院した際に書類を受け取る流れ。
●結果が届いたのは採卵から50日目だった。
結果が全然来ないので、それまでに次の採卵をしておくことになるわけなのだが、採卵した卵の結果がどうだったのか先に答えを示しておこうと思う。
採卵した卵の見かけの判定
PGT-A結果の前に、前回採卵した卵は受精卵となってどういう状態なのかを見ていく。これは、今まで移植日に、「今日移植する卵はこういう評価ですよ」と培養士さんから説明を受けてきたものである。(ちなみに今回は移植をしないのでいつももらっていた紙はもらえない。でも、口頭で教えてもらった。)
項目 | ||
胚盤胞になった時間 | 114 | |
最終の観察時までの時間 | 117 | ←114からここまでの時間が非常に短い。つまり成長が早い、勢いがあるということ。 |
胚盤胞の大きさ | 165 | |
形態評価 | 1 | 形も素晴らしい(1が出るのはなかなかだと) |
総合評価 | AAA | ←AIがかなり高い確率で妊娠すると評価している |
そう。いつもこの見かけだけの卵の評価は素晴らしい判定を頂いている。それでも、失敗が続いているのだ。だからPGT-Aに参加しているわけで。
今回の評価もトリプルA。いつもだったら、この受精卵を嬉々として移植しているところだろう。そう、こんな素晴らしい卵の遺伝子情報、さあ、どうなっているのか。
PGT-Aの結果で染色体異常
遺伝子番号がズラーっと並んでいる中で、20番のところで赤い線が突き出していた。
判定はC。コメント欄には「Monosomy20を認めます」と。
次の来院の際にどういうことかを聞いてみた。
グレードはトリプルAですよ。
AIもほぼ間違いなく妊娠すると言ってました(これはリッピサービスが過ぎると思うけど…)
でも、遺伝子のことって分からないんですねえ。これほどでも、ダメなんです。これは絶対に赤ちゃんにならない。20番の遺伝子が1本足りない。
分かってよかったんですよ。
ああやっぱり今までの形状評価って意味ないんだなあ、と改めて認識した。染色体異常って本当にあるんだなと。今回適胚じゃなかったのはがっかりだけど、これまでだったら、これをまた1ヶ月使って移植周期として移植して、はい、ダメでした、というところまでやっていたわけでしょ。今、いくら見かけが素晴らしい卵を移植しても染色体が欠けているわけだから無理なんだということを突きつけられて、ショック以上に感謝感謝だった。本当にPGT-Aやって良かったと心から思った第一回目でした。
でも、再び、淡々と採卵が続くわけだけど、、、